膝(ひざ)の痛みを解消するには

膝(ひざ)の痛みでお悩みの方は、日常の行動範囲が極端に制限されたり外出するのが辛くなります。

毎日のお忙しい仕事や家事そして育児でがんばっておられる方々に早く膝(ひざ)の痛みを解消して活発に動けるようになって頂きたいです。

膝(ひざ)は、歩く、走る、座る、立ち上がる、など日常生活の中で動きの重要な役割を担っています。

つまり膝(ひざ)が歪むと負荷がかかる時、坂道や階段を上るとき、長時間歩くとき、走る時、畳に正座をする時、重量物を抱える時などに膝(ひざ)の痛みが多く発生します。

最初は少しの歪でも苛酷な状態が続くとやがて膝(ひざ)の部分が炎症反応をおこして腫れ上がります。そして、さらに膝(ひざ)の痛みが増大することになります。

膝(ひざ)の不調は、正座が出来なくなるとかなり重いです。

膝(ひざ)の痛みを解消するには、膝(ひざ)の役割を良く理解して膝(ひざ)と連動している足関節(そくかんせつ)と骨盤(こつばん)(股関節(こかんせつ))を考えて調整しなければいけません。

そして、どこがなぜ、膝(ひざ)の痛みのきっかけになったかです。事故で膝(ひざ)を痛めた以外は、別の部位に原因ある可能性があります。

自分自身で解決するには、膝(ひざ)に違和感が出た時から早めに手を打つことです。

遅くなるほど難しくなります。

早い対処は、原因を根治しやすいからです。

■膝(ひざ)が痛い方は、最初に自分でやってみてください。

①まず自分の歩き方を改善して下さい。

例えば犬の散歩の時に犬にリードを引っ張らさせていませんか?
引っ張る犬を止める為に片側の足で支えるような足の向きになってませんか?
ワンちゃんを主導にした散歩は、あなたの膝(ひざのを痛みは、改善しません。
これがたまたまぐらいだったら問題は起きませんが数か月から一年以上続くとなると膝(ひざ)は悲鳴をあげます。

ワンちゃんのお散歩は、あなた主導でリードを引っ張らせないで自分のペースで左右の足を均等に使いながら歩いてください。

そして歩き方のポイントは、痛みが出ないぐらいの歩幅をなるべく広くとりながら歩く事です。

歩幅を広くする理由は、足を正面に向かないと歩幅は広くとれません。すなわち膝(ひざ)の位置や股関節(こかんせつ)の位置、足関節(そくかんせつ)の位置をが正常な位置に戻すためです


②次に注意していただきたいのは、イスに座るときは足を組まないでください。

足を組むと大腿(だいたい)によって股関節(こかんせつ)に不自然な負荷をかけるからです。

※大腿とは太ももの部分です。※股関節とは太ももが骨盤に付いている関節の部分です。


③正座の時は、安易に足を崩さないで下さい。
女性に多い横座りは、座り始めから崩したまま長時間座ると骨盤が歪みます。
④イスに座る時は、足の位置も横座りなどしないで下さい。
すなわち膝(ひざ)の位置は正面を向いている事です。車の運転時も同じです。

О脚になると膝(ひざ)が歪みます。


⑤ハイヒールを履いている方は、膝(ひざ)の痛みが無くなるまで平たい靴に変えてください

踵の高い靴は膝に悪影響するからです。


※以上の事は、あくまでも膝(ひざ)が痛い人のみ向けの対処法でありますが膝(ひざ)が痛くない人にも予防になる項目もあります。

 

少し詳しく説明すると膝(ひざ)の関節は、腰からから大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)、膝蓋骨(しつがいこつ)の関節が構成されています。大腿骨は股関節(こかんせつ)を返して骨盤(こつばん)に繋がっています。すなわち骨盤が歪むと膝関節(ひざかんせつ)が歪むことになります。

脛骨(けいこつ)は足関節(そくかんせつ)に繋がっています。すなわち足関節(そくかんせつ)が歪むと膝関節(ひざかんせつ)が歪むことになります。

この歪が膝(ひざ)が痛くなったり不調になる原因になります。ですから股関節と足関節が重要な要所となるのです。

さらに歩くときは足は、体重を支えて転ばないように重心のバランスを取っています。さらに膝(ひざ)には、歩くときや走るときには地面からの反発力と合わせて体重の何倍もの荷重がかかりますので少しの歪でも膝(ひざ)に苛酷な状態となり痛みが出やすいのです。

ですから膝(ひざ)の痛みは、足関節、膝関節、股関節、骨盤を整えるのがポイントになります。


 

2019年09月16日