四十肩、五十肩は、肩こりとは違います。

ある日突然、肩に激痛が走り腕が上がらなくなる、40代~50代で発症する四十肩、五十肩は、経験した人でなければ、その辛さは言いようがありません。

五十肩は、急に発生する突発性と、いつのまにか他の原因から生じた二次的な五十肩があります。

原因は、肩の腱板の働きに障害が起こり肩の関節の部分が拘縮(わかりやすく言えば収縮して固まる現象)によるものです。

一般的な普通の肩こりは、4日~5日ぐらいで楽になりますが重い肩こりは1ケ月ぐらい続く場合があります。

そして五十肩については、数か月から数年にかけて続くのが特徴です。

つまり最初の時点では、肩こりと五十肩との区別がわかりにくいのです。

急性以外の五十肩は、数週間から数か月にかけて徐々に症状が悪化していきます。

そして個人差がありますが数ヶ月~数年以上、肩の運動制限と痛みが続きます。

五十肩の経緯について

経過期間は、個人差があり数か月から数年に渡ります。

【急性期の初期(運動制限初期)】

①最初は肩のひっかかり感や違和感から始まります。

時間と共に痛みが徐々に強くなって進行していきます。

【凍結進行している時期】

②そしてしばらくするとその痛みは、激痛となり夜間痛が始まります。就寝中は、痛みとうずきを伴い寝る事ができないくらいの状況になります。

※この急性期の安静時(肩を動かさない時)でも痛みがあり夜間痛が出ている時期は、運動療法など肩のストレッチなどは絶対にやらないでください。
悪化するだけです。この時期は、肩を一時的に冷やすぐらいで肩の安静に努めて下さい。

③さらに肩の強い運動制限により肩の動きは、制限され思うように使えません。

就寝時は痛い肩を下にして寝る事ができなくなり、2ケ月~9ケ月続きます。

【凍結時期】

④さらに経過すると肩の関節包(関節を包んでいる部分)の癒着などによる可動制限が大きくなります。

このころになると安静時の、肩の痛みは出なくなります。

夜は眠れるようになりますが急な肩の動きをしたり無理をすると激痛が走ります。これが4カ月か~12ヶ月続きます。

【解凍に向かう時期】

⑤やがて激痛も少なくなり癒着した関節包がほどけ始めます。

肩が少しずつ動かせるようになってい行きます。また痛みも少しずつ弱まっていきます。

このように四十肩、五十肩になると長期に渡って段階的に症状が変化していきます。

なぜ五十肩になるのかを考察してみる

肩は、腕から手と身体の中で一番、動きの範囲が広く私たちが生活していくうえで物をつかんだり、持ち上げたり、作業をしたりする手を支えています。

それゆえ重要な役割を担っています。

そして最も複雑な構造になっていいます。

肩関節の部分は、1か所だけではありません肩甲骨にある上腕関節(じょうわんかんせつ)、胸骨(きょうこつ(むね側の骨))からきている胸鎖関節(きょうさかんせつ)、肩鎖関節(けんさかんせつ)と3カ所の関節の働きで肩の位置関係でその都度、巧みに作用して複雑な動きを実現しています。

この関節を支えている腱板(腕を上げたり降ろしたり回したりするときに働く筋)といわれる強力な筋で肩関節を支えて肩の動きを安定させています。

この腱板の種類も多くの筋(筋肉)で構成されています。

※腱板(けんばん)とは、骨と骨をつなぐ筋が板状になっていいるので腱板(けんばん)といいます。

肩の腱板は、肩が安定して働くように主な4種類の腱板で構成されています。

この複雑な構造の関節や腱板の働きにトラブルが起きるとバランスが崩れ肩関節の筋が萎縮したりして拘縮(こうしゅく)がおこります。

そして肩を動かしたり腕を動かしたりすることが思うように出来なくなり痛みを伴い肩関節が固まったようになり動きに制限がかかります。

これが五十肩の症状として現れます。

また東洋医学では、慢性化する肩こりは、内臓の働きの弱りが原因だとも言われます。

つまり、五十肩は、肩の部分だけの問題でないと言えます。

足から腰、脊柱など骨格、筋、そして神経、リンパ、血液の流れなど全体を診て総合的に整えるのが回復の基本だと確信しております。

五十肩は、過程を経て時間がたてば回復に向かいます。

ただし長期に渡るので精神的に不安が高まります。

そして、お仕事や日常生活のおいて支障が続きます。

段階的に症状が変化していくので、その時の状態に合わせて、安静や回復運動を行い、それなりの根気強い努力が必要です。

五十肩の回復整体について

五十肩を早く回復させたい方は、整体施術を受けると早く回復しますが時期によっては直接肩にアプローチ出来ない時があります。

そして時期により効能があまり実感出来ない時期があります。

急性期の激痛が出ている時期は、直接、肩関節部は強い刺激はかけないで関係部位への施術となります。

夜間痛が納まり安静時の痛みも無くなりましたら可動制限を解くための施術を行い回復を高めます。

個人差はありますが発症後2か月~6ケ月ぐらいから施術の効能が発揮されてきます。

五十肩になったら諦めず根気強く向き合うのが回復のための条件になります。

まとめ

五十肩の発生は、突発的な一次的なものと他の原因から生じた二次的なものがある。

一般的な肩こりは、早く楽になるが重くても、1ケ月ぐらいかかる場合がある。

五十肩は、個人差があるが数ヶ月~数年と長期に続く。

五十肩と、普通の肩こり、の判断は、時間が経たないと分からない。

五十肩の急性期は、肩に負荷をかけられない。

五十肩は、過程を経て時間がたてば回復に向かう。

五十肩で整体施術を受けると早く回復に向かうが効能が少ない時期がある。

五十肩になったら根気強く気長に望まなければいけない。

2019年10月02日